連帯債務は離婚しても消えない?

query_builder 2026/05/16

婚姻期間に住宅ローンを組む際、夫婦で連帯債務となることがあります。

連帯債務は、「一つの住宅ローンを二人以上で共同で借りて、全員が全額の返済義務を負う借り方」です。

主に夫婦で利用されるケースが多いです。

つまり、「二入とも全額について支払義務あり」という契約になります。  


では、離婚した場合、自動的に連帯債務は消えるのでしょうか?

いいえ、自動的には消えるものではありません。

離婚しても原則として「連帯債務者のまま」です。  

そのため、どちらかが家を出ても、金融機関から見ると、二人とも返済義務を負ったままになります。  


<よくあるパターンと基本の流れ>  


(1)売却する

〇家:売って現金化

〇ローン:売却資金で完済

〇連帯債務者:ローン自体がなくなり終了  


(2)どちらかが住み続ける

〇家:一方が取得

〇ローン:その人単独ローンに組み替え

〇連帯債務者:組み替えに成功すれば外れる      


(3)そのまま共同名義

〇家:どちらか、または共有

〇ローン:ローン契約はそのまま

〇連帯債務者:連帯債務は原則継続  


◎「連帯債務から外れる」ためには、ほぼ必ず「住宅ローンの契約をやり直す(借換え・名義変更)が必要で、銀行が審査してOKを出さないと外れません。  


<連帯債務者から外れるには?>  

〇住宅を売却し、ローンを完済して契約自体を終わらせる

〇住み続ける側が、自分一人名義のローンに借り換える

〇別の金融機関に借換えして、連帯債務はない条件で組み直す  


どの場合も、金融機関の審査に通らないと「連帯債務を外す」ことはできません。 離婚協議書や公正証書に「支払は元夫(元妻)が負う」と決めても、銀行には効力がなく、対銀行の責任は残ったままなのです。


<この記事を書いた人>

宅地建物取引士・FP技能士1級 佐久間が担当いたしました。

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