【取り扱い実例】離婚後に突然届いた「共有持分取得通知」

query_builder 2026/05/17

元夫が持分買取会社へ売却していたケース

― 港区東新橋・ペアローン共有名義マンションの解決事例 ―

はじめに

離婚時の不動産問題で、近年増えているのが「共有持分トラブル」です。

特に、

  • ペアローン
  • 共有名義
  • 離婚後もそのまま放置
  • 相手が別居

というケースでは、ある日突然、大きな問題へ発展することがあります。

今回ご紹介するのは、東京都港区東新橋のマンションにおいて、離婚後に元夫が自身の共有持分を「持分買取会社」へ売却していた事例です。

突然届いた一通の手紙。
そこから始まった共有持分問題を、最終的に住宅ローン一本化・妻単独所有へ整理した実例をご紹介します。


ご相談内容

今回ご相談いただいたのは、東京都港区東新橋のマンションにお住まいだった40代ご夫婦です。

購入時の状況

  • 所在地:東京都港区東新橋
  • 夫:40歳
  • 妻:40歳
  • 所有名義:夫1/2・妻1/2
  • 住宅ローン:ペアローン
  • 借入先:三菱UFJ銀行

都心部マンションということもあり、比較的高額帯の住宅ローンでしたが、共働き世帯としてペアローンを利用し購入していました。

しかし、その後離婚となり、夫は別居。
妻と子供がそのまま住み続ける状態となっていました。


離婚後、「とりあえずそのまま」が危険

離婚時、住宅ローンや共有名義を整理しないまま、

「今はそのままでいい」

となってしまうケースは少なくありません。

今回も当初は、

  • 妻と子供が居住継続
  • ローン返済は継続
  • 名義変更未実施

という状態でした。

しかし共有名義不動産は、相手方の持分を完全にコントロールできるわけではありません。

つまり、共有者は自身の持分を第三者へ売却することが可能なのです。


ある日突然届いた一通の手紙

今回、大きく状況が動いたのは、ある日妻のもとへ届いた一通の通知書でした。

内容は、

「元夫の共有持分を取得したので、今後について相談したい」

というもの。

送り主は、いわゆる「共有持分買取会社」でした。

妻としては、

  • 全く知らされていない
  • 勝手に売却されていた
  • 突然第三者が共有者になった

という状況で、大きな不安を感じ、当センターへ相談に来られました。


実は共有持分だけでも売却できる

一般の方にはあまり知られていませんが、不動産の共有持分だけでも売却は可能です。

例えば今回のように、

  • 夫1/2
  • 妻1/2

という共有状態の場合、夫は自身の1/2持分のみを第三者へ売却できます。

ただし、通常の不動産市場では共有持分だけでは利用価値が低いため、専門の持分買取会社が買い取るケースが多くなります。


持分問題を放置するとどうなるのか

共有持分問題を放置すると、

  • 第三者共有者との交渉
  • 持分売却請求
  • 利用方法の対立
  • 法的手続き
  • 共有物分割請求

などへ発展する可能性があります。

特に都心部マンションでは資産価値が高いため、共有持分会社が積極的に動くケースもあります。

そのため、

「離婚したけどそのまま」

は非常に危険な状態と言えます。


妻は住み続けたい意向

今回、妻側としては、

  • 子供の学区を変えたくない
  • 現在の生活を維持したい
  • 引越は避けたい

という強い希望がありました。

そのため、

「持分買取会社から夫持分を買い取り、完全整理する」

方向で進めることとなりました。


しかし問題は資金調達

ここで大きな問題となったのが資金面です。

今回必要となったのは、

① 持分買取会社から夫持分を買い取る資金

さらに、

② 既存の三菱UFJ銀行ペアローン整理資金

でした。

つまり通常の住宅ローン借り換えではなく、

  • 持分取得資金
  • 既存ローン完済資金
  • 単独所有化

を同時に成立させる必要がありました。


この種の借り換えは難易度が高い

実は、このような案件は金融機関側でも難易度が高い部類に入ります。

理由として、

  • 離婚案件
  • 持分買取会社介入
  • ペアローン整理
  • 単独所有化
  • 複雑な権利関係

などが重なるためです。

一般的な住宅ローン窓口では、対応経験自体が少ないケースもあります。


当センターで金融機関調整を実施

今回、当センターでは、

  • 不動産権利関係整理
  • 持分会社との交渉
  • 売買契約仲介
  • 金融機関調整

を同時進行で実施しました。

最終的に、別金融機関から資金調達を行い、

  • 持分買取会社から妻へ持分移転
  • 三菱UFJ銀行ローン整理
  • 妻単独所有化

を実現することができました。


実際の流れ

Step1 状況確認

まずは、

  • 登記確認
  • ローン残高確認
  • 持分移転状況
  • 通知内容確認

を実施しました。


Step2 持分会社との調整

共有持分会社と条件調整を行い、買戻し方向で交渉。

この段階ではスピード感も非常に重要となります。


Step3 金融機関相談

今回は通常の住宅ローン借り換えとは異なるため、

  • 持分取得資金
  • ペアローン完済
  • 単独所有化

を含めた形で金融機関調整を行いました。


Step4 売買契約・借り換え実行

当センターで持分売買契約を仲介し、同時に新規融資を実行。

最終的に一本化へ成功しました。


「突然届く通知」は珍しくない

実際、離婚後の共有名義放置では、

ある日突然、

  • 内容証明
  • 持分取得通知
  • 売却相談通知

などが届くケースがあります。

特に共有持分は、相手側が自由に処分できるため、

「元配偶者がどう動くか分からない」

というリスクがあります。


離婚時の共有名義は早期整理が重要

離婚時、

  • 名義変更をしていない
  • ペアローンを放置している
  • 相手が別居している

という場合には、早めの整理をおすすめします。

特に今回のような共有持分問題は、時間が経つほど複雑化するケースも少なくありません。


まとめ

今回のケースでは、

  • 港区東新橋マンション
  • 三菱UFJ銀行ペアローン
  • 共有名義放置
  • 元夫による持分売却
  • 持分買取会社介入

という非常に特殊な状況から、

  • 持分買戻し
  • 新規資金調達
  • ペアローン整理
  • 妻単独所有化

を実現しました。

離婚後の共有名義は、

「今問題ないから大丈夫」

ではなく、突然状況が動くことがあります。

現在、

  • ペアローンを放置している
  • 共有名義のまま離婚した
  • 持分問題で困っている
  • 持分会社から通知が来た

という方は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。


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離婚住宅ローンセンター

住所:東京都中野区中央1丁目1−1

マイライフビル 2階

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